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2008年11月08日

歯肉炎について

◆「歯の健康」への関心
電動歯ブラシ、歯間ブラシといった「オーラルケア(口腔ケア)商品」という言葉が健康関連商品として定着してきています。
サンスターの発表によれば、2005年の歯間ブラシ市場は、個数で前年比104%の拡大しています。
液体ハミガキ・洗口液市場は177億円と前年比128%も伸長しています。
元々、オーラルケア商品は、(歯の)美白、口臭といった美容面から発展してきました。
しかし、最近では虫歯、歯周病予防といった「歯の健康」への関心が高まっており、
各メーカーは健康的観点から新製品を発売しています。



◆「歯の健康」は全身の病気にも関連する。
歯の痛みが辛いことは当然ですが、
歯の痛みといった直接的な症状ではない歯と全身の病気との関連が研究されています。

以前より、肥満、糖尿病、心臓疾患や胃の症状と歯の疾患との関連は言われきました。
最近の研究では、歯周病の炎症を起こしている細菌や、
炎症により生成されたサイトカインという物質が、
血液を介して、糖尿病、心臓疾患といった全身疾患に影響している可能性があることがわかってきました。


◆8020運動
厚生労働省は、8020運動という歯の健康保持運動を呼びかけています。
8020運動とは、80歳になっても自分の歯を20本以上残そうというものです。
少なくとも20本以上自分の歯があれば(成人の歯は親知らずを除いて28本)、
殆どの食物を噛みくだくことができ、おいしく食べられると言われています。
満足のいく食生活を送ることで、日常生活での満足感、幸福感、安心感などの「生活の質の向上」を図ろうというものです。
このように歯の健康を保つことは、全身疾患を防ぎ、より良い生活を送るという意味でも重要なのです。


◆歯肉炎、歯周病とは
虫歯とならぶ歯の病気に歯肉炎、歯周病があります。
歯周病も歯肉炎も歯肉(歯茎)が炎症を起こした状態です。
その炎症が歯肉までで留まっている状態を歯肉炎、炎症が進行して、
歯にまで炎症が及んでいる場合を歯周病(歯槽膿漏)と呼んでいます。

歯と歯肉の境い目の清掃が行き届かないでいると、
そこに雑多な細菌(歯垢=プラーク)が停滞して炎症を起こします。
これが歯肉炎の状態です。
炎症が続くと歯肉が歯から剥がれ「隙間(歯周ポケット)」が形成されます。
形成された歯周ポケットは、細菌の温床となり炎症が持続し、
歯周ポケットはさらに深く広がり、歯を支えている骨までも破壊されていきます。
同時に歯石の沈着も進み、さらに骨の破壊を促進します。
この状態が続くと、歯を支える歯周組織がなくなってしまい、
結果的に歯が抜けることにもなってしまいます。


◆歯垢と歯石
歯と歯の間、歯と歯肉の間に付着している細菌を歯垢といいます。
歯垢1mgのなかには、およそ2億の細菌がいるといわれています。
口腔内の食物を栄養源として繁殖します。
歯垢の中の細菌は、唾液の中のカルシウム成分と混ざって石灰化し、歯石をつくります。
歯石の表面はザラザラしているため、歯垢や食べカスがさらに付着しやすく、細菌の繁殖の場となってしまいます。
そして、これら細菌の生産する『酸』が歯や歯を支える骨を溶かしていきます。



◆歯周病の予防法
40歳過ぎの日本人の場合、(程度の差はありますが)約8割が歯周病にかかっていると言われています。
これを防ぐためには、日々のオーラルケア(口腔ケア)が必要です。

オーラルケアには歯ブラシによるブラッシング、うがい、フロス(糸ようじ)によるフロッシング等があります。
毎食後のブラッシングとうがいに加えて、一日1〜2回のフロッシングというのが理想的です。
しかし、仕事をしながらですと、そうもいかないかもしれません。
トイレで歯ブラシを使うのはためらわれるという声も耳にします。
(最近、昼食後、トイレで歯磨きをしている方が増えましたが)
歯間ブラシの使用率は、40代で21.5%、50代で21%と、使用率の向上が見らますが、
一日の平均ブラッシング回数は1.7回というデータもあります。
一日2回のブラッシングすら出来ていないというのが現実のようです。

現実はさておき、歯周病の予防として、
・自宅で食事をした後はブラッシングをする、
・会社など外で食事をした後は、水でも構わないのでうがいをする
・寝る前にフロッシングをする。


◆デンタルフロスの使い方
デンタルフロスで歯と歯の間のプラーク(歯垢)を取り除のぞきましょう。
歯の接触面を通すときは、通過するまでのこぎりをひくように少しずつ入れます。
入ったら、しごく様に上下させプラークを除去します。
無理に押し込み歯肉を傷つけまない様に注意してください。
フロッシング(歯の間磨きは)は大切なケアです。
歯間部からの歯周炎・歯周病の予防に1日1〜2回、特に寝る前には行ってください。




◆歯科定期健診のすすめ
自分でケアしても、どうしても磨き残しや歯垢が残ってしまい、歯石が出来てしまいます。
歯石はブラッシングでは除去することが出来きません。
歯科医にて専用の器具や超音波などを使用して除去する必要があります。
5年間、定期的に歯石除去や歯面清掃等を受けたグループでは1人平均の喪失歯数は0.37歯、
受けなかったグループでは1人平均の喪失歯数は1.39歯であったというデータもあります。
定期的に歯石除去や歯面清掃などの予防処置、指導を受けることが歯の喪失の防止に必要です。

少なくとも年に一回は歯科健診を受け、歯垢、歯石の状態も相談されたら如何でしょうか。
その時に必要ならば歯垢、歯石の除去も受けられることをお勧めします。
posted by 歯肉炎 at 23:45| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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